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2021年 6月 10日 過去問演習は復習が目的⁉(中川担任助手)
六月になって既に一週間が経ちました。何とも早いものですね。
去年の今頃は、自分も受験生として共通テストの過去問(予想問題)を解き始めた時期です。
過去問のスコアが全然良くなくて、悩んでいたのをよく覚えています。
皆さんは、過去問を解く理由は何だと思いますか?
去年の自分の経験から感じたことは、復習をすることです。
ここで皆さんにもう一つ聞きたいことがあります。
それは、復習とはどのようなことだと皆さんは考えますか?
復習には段階があり、合計三つの段階に分かれていると自分は考えています。
第一段階は、解き直しをして、詳解を確認することです
しかし、第二段階に進むためには欠かせない段階です。
では、第二段階とは何でしょうか?
それは、間違えた理由・原因を考えることです。
例を挙げたいと思います。とある英文和訳の問題があり、その問題が不正解でした
同じ不正解でも、間違えた原因は複数考えられます。
①文章中の単語が分からなかった
②文章中の熟語が分からなかった
③文章の構造を把握することが出来なかった。
④文章中の代名詞が何を指しているのか分からなかった。
①~④ではやるべき事がそれぞれ異なります。
①は単語力、②は熟語力を上げるため、インプットをしなければなりません。
③は文法力が足りていないため、文法力を高める学習をしなければいけません。
④は文章の流れが把握できていないため、長文を読む練習をしなければいけません。
このように、不正解でも間違えた理由が異なれば、その後のすべき学習が変わってきます。
長くなりましたが、復習の第二段階は不正解の理由・原因を考えることです。
そして、第三段階は第二段階で考えた原因から、すべき勉強内容を考え実践することです。
この三つの段階をやって初めて完璧な復習と言えます。
最初は時間がかかってしまうことですが、しっかりとやることが成績アップにつながります。
また、この復習は模試の後もすべきことです。
6月13日の全国統一高校生テストの後もぜひ復習をしてください。
模試・過去問の復習は鮮度が命です。受けた当日にやってください。
皆さんの受験勉強のヒントになれば幸いです。頑張ってください!
東進ハイスクール錦糸町校担任助手 中川雅公
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