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2019年 8月 4日 最近学んだ新たな視点から世の中を覗いてみよう。(石井担任助手)
僕の通ってる大学だと、
珍しいのかどうかは存じあげませんが、
2年生からゼミに配属されます。
僕はと言いますと
金融論に関する
ゼミに入っておりますが、
まだまだゼミも
始まったばかりですから、
ゼミの中で大学四年生までで
何を究めるのか、
新聞の記事をまとめて
そこから
アップダウン方式の議論をし、
決めあぐねている状態です。
このブログでは、
ゼミ内で学んだ
新たな視点を例を用いて
ご紹介したいと思います。
このブログを読んでくださってる方には是非、
日々色んなことを見聞きする
様々な事柄にちょっとでも
興味を持って考えてみる
キッカケになればと思います。
先程、
現在僕はゼミで
これからのゼミのテーマを
議論して決めていると最中だと
申し上げましたが、
それと並行して、
ちょっとした物事の捉え方も
学んでおります。
というのも
様々な物をデータとして
数値化できるようになった中で、
それぞれ相関関係や因果関係を
有しているものがありますよね、
それに対して
どのようなアプローチをしていくか
そういったこと
学ばせていただいております。
まぁ簡単に申し上げますと、
データリテラシー
といったものを学んでおります。
今日ここで紹介させて頂くのは、
そんなデータリテラシーの中でも、
具体的な数値を使う使わないに関わらず、
とても興味深い
(少なからず僕にとって)
相関関係と因果関係の違いです。
この二つの言葉、
皆さん絶対聞いたことのある
言葉だと思います。
軽く説明させていただきますと、
相関関係とは、
二つの変数間で
片方の変数が増加減少すれば、
もう一方も増加減少をする
といった関係のことです。
例えば、
気温
という変数と、
ある店舗での
アイスクリームの売上額
という二つの変数の間には、
気温が高いと、
比較的
アイスクリームの売上額も
増加するという
関係があるとします、
そうすると
この二つの変数は
相関関係にあると言えます。
では
因果関係とは
どのような関係かについて
申し上げさせていただきますと、
2つの事柄や変数
(辞書的にはいくつかという風に
表記されていることが一般ですが、
相関関係の説明と
比較しやすくするため2つとします)
の関係において、
どちらかが原因となり、
他方が結果という構図が
成り立つ関係状態をいいます。
こちらも、
分かりやすく例えるとするなら、
ある商品の価格の上昇は、
その商品に対する
需要の減少を引き起こします。
また、
価格が下落すれば
需要は高まります。
といったことが
因果関係にあると言えます。
こちらの例は経済学では
基本的な需要と供給の関係に
基づくものです。
ここからが本題です
では
「相関関係」と「因果関係」の
違いとは
何でしょうか?
この問いに対する認識によって、
新聞だとか、
テレビでのニュースとか、
スマホで見るニュースなどを、
鵜呑みにするのではなく、
ちょっとした疑問と興味を抱いて、
今までであれば素通りしていたことも、
ちょっと考えるようになると、
僕は思いますし、
実際そうなりました。
簡単に両者の違いがよくある、
わかりやすい例を伴い
説明しますと、
朝起きるのが早い人ほど
収入が多い
という調査の結果が
あったとしましょう。
そしたら、
これは
因果関係と相関関係
どちらだと思いますか?
これは相関関係ですよね。
しかし
たまにニュースや、
新聞、雑誌、SNSでは
間違った解釈によって、
朝早く起きれば収入があがる
などと言ったような
記事を見ることがあります。
この
朝起きるのが早いほど収入が多い
という調査結果は
もしかすると、
収入が多く
地位の高い役職についている人は、
部下の人たちが来る前に、
自分の時間を作り
そこで自分の仕事を
行っているとしたら
朝起きるのが早いから、
収入を高くしているのではなく
収入が高い役職だから、
朝早く起きなくてはいけない
という推測ができますよね?
この
2点の解釈の違いは
大きな差だと思います。
現在、
いろんなところで
こういったデータが使われている場面を
見ることがあると思います。
そういった際に、
果たして
その因果関係は正しいのか、
ただの相関関係に
過ぎないんじゃないかと
最初は疑うことによって、
様々なものに対して
興味を持ってもらえるのではないかな
と思います。
錦糸町校 担任助手 石井庸司